あまり神経質になってもいけないと思い、記していませんでしたが、やはり知らないよりは知っていた方が良いと思い、今回付け足しました。

海水魚と淡水魚、ここでは同じ熱帯性の魚に限定して記しています。

サンゴ礁域に生きる魚は生存限界が非常に狭い魚で、それは決して弱い魚と言う事では無く、海水魚と淡水魚、同じ熱帯性の魚でも全く違う生き物だという事を理解して下さい。

サンゴ礁域では、年中温度変化はほとんど有りません。海水中の酸素も一定で、サンゴ礁域の魚は酸欠を知りません。そのため酸素不足でも淡水魚のような鼻上げと言う行動が出来ません。

また、海水は魚の体内より浸透圧が高いため、脱水の危険が常にあります。そのためサンゴ礁域の魚は体内の水分を守るため、小便はほとんどしないそうです。大便も水分の無い濃密な窒素状、しかもアンモニア性、同じ大きさの淡水魚の比べ、海水魚の糞の毒性は100倍も濃いそうです。

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と言う事は、最近肩身の狭い喫煙者に例えると、換気の効いた喫煙所で1人が吸っている場合と、100人が吸っているため喚起が間に合って無い場合、これ程の差が水槽の中で起こっています。

以上を踏まえ、より高い濾過能力の濾過槽が必要と言う意味が、分かると思います。

酸素も海水中にはどんなに多くのエアレーションをしても、一定の量しか取り込まれません。

以上が海水魚と淡水魚との違いで、理解できると思います。

現実問題としては、夏場に異常な高温になる環境を避け、冬場の異常な低温はヒーターでしのげば、あまり神経質になる必要はありません。

私の経験で問題になるのは、やはり濾過能力に尽きると思います。